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2005年02月22日

第11回 馬場補正します!

久保
  「今週は土・日ともに雨で、芝が重、ダートが不良という馬場状態でした。今回は指数に与える馬場の影響について説明します。」

赤木
  「なるべく簡単に説明してや。」

久保
  「今日は大丈夫です。まずは芝から説明します。
例えば、先週は2ヶ月間行われた京都開催の最終週でした。
芝状態は基本的に、開幕週が1番良く、開催が進むごとにだんだんと荒れてきて、最終週ともなると、荒れ放題となります。
つまり、開幕週の方が早い時計が出やすく、開催とともに時計が遅くなってきます。」

赤木
  「そやそや。」

久保
  「また、馬場はその日の天候によっても大きく左右され、大半が良馬場で行われますが、先週のように雨が降ると重馬場となり、良馬場に比べて時計がかなり遅くなります。
実際に京都の芝1600mにおける、馬場別の基準タイムを計算してみました。」

例)京都芝・1600m

  良    1分34秒9
  やや重  1分35秒8
  重    1分37秒7
  不良   1分38秒9
  total    1分35秒2


久保
  「このように、良馬場では1分34秒9であるのに対し、不良馬場では1分38秒9となります。その差は実に4秒、指数にして40Pの差となります。」

赤木
  「そんなに違うんかいな。」

久保
  「ですから、同じ1分36秒0で走ったとしても、その馬場状態が開幕週の良馬場であるのと、最終週の重馬場とでは大きく価値の異なるものとなります。このタイムが良馬場で出された時計であれば大した時計ではありませんが、もし不良馬場で出された時計であるなら非常に優秀なものとなります。」

赤木
  「確かにそうや、要するに開幕週の不良馬場と最終週の不良(荒れ)馬場ともコレまた時計が違うように、馬場は生きモノと一緒やねん。」

久保
  「そうです。だからやっかいなんですよ。」

赤木
  「天気だけはどうしようもないからなぁ。」

久保
  「じゃあ、次にダートですが、こちらも週によって砂の厚さを変えているので時計が早い週もあれば遅い週もあります。基本的には、芝のように開催が進むにつれて時計が遅くなるという傾向は見られません。」

赤木
  「確かにそうやわ。天気ではどないなるんや?」

久保
  「天候による影響については、芝では雨が降れば時計が遅くなるのに対して、ダートでは水を含めば逆に時計が早くなる傾向にあります。実際に、京都のダート1800mにおける、馬場別の基準タイムを見てみましょう。」

例)京都ダート・1800m

   良     1分54秒2
   やや重   1分53秒9
   重     1分53秒0
   不良    1分54秒3
   total    1分54秒0

久保
  「良馬場では1分54秒2で、これが水を含めば早くなっていき、重馬場では1分53秒0と1番早くなっているのがわかります。ところが、重馬場を通り過ぎて不良馬場になると、1分54秒3と遅くなります。」

赤木
  「不思議なことがあるもんやな。」

久保
  「乾いたダートよりも水を含んだダートの方が時計は早くなるが、あまり水を含み過ぎると逆に遅くなるということです。この場合でも、重馬場と不良馬場とでは時計にして1秒3、指数にすると約10Pもの差となります。」

赤木
  「芝ほどは、差はないみたいやな。」

久保
  「このように、時計で馬の能力を判断する以上、この馬場差の影響は無視することは出来ません。」

赤木
  「芝の場合は当然わかりやすいわな。」

久保
  「じゃあ、ダートは何かうまい例えしてくださいよ。」

赤木
  「ほな、ダートは海辺の砂浜を思い浮かべたらわかりやすいんとちゃうか。要するに、海水が浮かんでるところが不良馬場で水際の湿った所(締まった)がところが重馬場、乾いた所が良馬場や。で、この中で1番走りやすい(スピードが出やすい)のんが締まった(重馬場)所や。」

久保
  「なるほど、わかりやすいです。」

赤木
  「今日はわしの勝ちかな。笑」

久保
  「今日は参りました。さてさて、どうやって馬場による影響を時計として、指数として表すか。次はここから説明しましょう。」

投稿者 jrdb_admin : 2005年02月22日 17:34