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2005年02月23日
第12回 馬体診断−「蹄(ひづめ)編」
久保
「今日は赤木さんから蹄(ひづめ)について説明してもらいましょう。」
赤木
「昼寝くらいさせてくれよ。笑」
久保
「そんな、暇ないですよ。」
赤木
「では、さっそく。ダートコースは、良馬場であれば1年を通して状態が著しく変わることはない。しかし、雨が降ったりすれば、蹄による重の巧拙は大きく違ってくる。」
久保
「はい。芝の場合はどうです?」
赤木
「芝コースは、春夏秋冬それぞれ姿が違う。いくらオーバーシード(洋芝)になったとはいえ、冬の芝は気温が低く水分が蒸発しにくいところに、古根が地面にしがみついているだけだからすこぶるもろい。また、地面の柔らかいところと堅いところ、その上、芝の古根の塊がいじまじりになって、いわゆるボコボコの荒れ馬場状態になる。よって、蹄が古根、土の塊などに肢を取られやすくなり不安定このうえない。また、雨の降り出しは滑り易くなるなど、馬場状態で有利、不利の蹄がある。」
久保
「どれだけ影響するんですか?」
赤木
「車のタイヤを思い出してもらえば、わかりやすいと思う。天気のよい日だと通常のタイヤでいいが、雨降りだとノーマルタイヤより、ラジアルタイヤが適し、雪やアイスバーン等では、スノーウタイヤ、チェーンを巻いたりと、それぞれの用途、目的によって換えることができる。」
久保
「馬の蹄は雨が降ってきたからといって、当然、すぐに替えることができない。というわけですね。」
赤木
「ま、当然といえば当然やけどナ。」
久保
「はい、具体的にお願いします。」
赤木「まず、
*標準蹄型は、形、大きさ、蹄底も中程度。
芝コースは、万能型が多いが、どちらかと云えば良馬場に近い方が有利である。但し、蹄底が深ければ重馬場もこなせる。」
▼蹄−中標

久保
「これがよく見る標準の蹄ですね。」
赤木
「次に、
*立ち蹄型は、角度がきつく、きっ立てのコップのように寸胴型で一般的に小さく蹄底が深い。
芝コースでは荒れ馬場、重馬場などに適している。
反面、良、スピード馬場などは不利になる。
ダートコースでは良馬場、硬くてパンパンの力の要る馬場状態が有利。
反対に脚抜きのよいスピード馬場(稍重)や重馬場などは不向き。」
▼蹄−中立

久保
「角度がすごい立ってます。これが、荒れ芝向きなんですね。」
赤木
「
*起き蹄型は、晴れ雨兼用。お椀のような型で一般的に大きく蹄底はやや深い。
芝コースでは、時計がやや掛かる荒れ馬場、重馬場などはやや有利。
ダートコースは、重、良馬場ともこなす程度。」
▼蹄−中標起

赤木
「最後に、
*寝ている蹄型は、あひるのクチバシに似て蹄先が上方に反り返っていて蹄底が浅い。
パンパンの良馬場でスピード馬場が有利。特に、荒れていない開幕週が有利。荒れ馬場、重馬場などは不利。
ダートは、やや重、重馬場などスピード馬場が有利。良馬場、パンパンの硬い力の要る馬場は不利。」
▼蹄−中標ベ

久保
「これだと雨で滑っちゃうんですね。」
赤木
「どやっ、わかってくれたか。」
久保
「はい、わかりました。でも先週雨やっただけに、もうちょっと早く教えてといて欲しかったですけど。」
赤木
「これからいくらでも、雨の日なんかあるよ。なんやったら、テルテル坊主逆さに吊っといたらエエデ。」
久保
「いえいえ、雨のパドックはホント勘弁して下さい。」
投稿者 jrdb_admin : 2005年02月23日 17:36
