« 第23回 馬体診断−「胸前編」 | メイン | 第25回 Speed Index−全体の流れ »
2005年03月31日
第24回 馬体診断−「尻編」
久保 「今日は馬体診断の方、お願いします。」
赤木 「しゃあないなぁ、はよ秘密兵器完成させてや。」
久保 「はい、1ヵ月以内には必ず。」
赤木 「それでは今日はお尻について説明します。馬体は大きく3つに分けられて前躯(ぜんく)、中躯(ちゅうく)、後躯(こうく)と呼ばれる。お尻はその一番後ろの後躯に入る。ちなみに、この後駆には後肢も入る。」
久保 「後肢とは通称“トモ”と呼ばれる部分ですね。“トモ”が逞しいほど強いイメージがありますが。」
赤木 「そうそう、“トモ”とは競走馬の推進力の役割を果たすところやからな。ま、トモ(後肢)といっても部位は広く、お尻、股(また)、臀、後膝、すね、飛節部分、も簡単にいえば、お尻から後ろ肢にかけての周辺といった方がイメージしやすいわ。」
久保 「お尻の周り全体と思えばいいですね。」
赤木 「まずは“お尻”の説明から。形は大きく分けて4種類ある。」
久保 「お尻にも4種類もあるんですね。呼び方あるんですか?」
赤木 「呼び方は平尻(ひらじり:水平尻とも言う)、丸尻(まるじり)、斜尻(しゃじり)、尻高(しりだか)の4種類。」
久保 「フムフム。」
赤木 「平尻はその名前の通り、尾根がトモの頂点と同等の高さにあり横から見た時に水平に見えるトモの形状を指す。どちらかというと全体的には数が少なく、スピードタイプが多い。」
久保 「これはあんまり見たことがないです。」
赤木 「次に丸尻。ちなみに、丸尻ってわしが勝手につけたんやけど、分かり易いやろ?丸尻はそのイメージの通り、尾根がトモの頂点より若干低いが、角度は緩やかで、全体的に滑らかな丸みを帯びたラインになる。走る馬はダート&芝ともこの形が多い。特に瞬発力に優れている。」
久保 「なるほど、瞬発力に優れてるんですか。ということはサンデーサイレンスの子供は丸尻が多いんですか?」
赤木 「走るサンデーは、やな。それよりサンデーで多いのが斜尻やナ。要するに腰が甘いやっちゃナ。」
久保 「サンデー産駒が腰が甘いとは、意外です。腰がしっかりしてるものやと思ってました。」
赤木 「斜尻は尾根がトモの頂点より低い位置にあり、横から見た時に斜め(45度に近い)のラインに見えるトモの形状を指す。どちらかといえば腰の甘い馬に多く、成績もムラになる傾向がある。」
久保 「非力で、ダートは向かなさそうですね。」
赤木 「尻高(しりだか)は、キ甲とお尻の頂点と比較して、お尻の頂点が高い。これらは若駒に多く見られるが年齢とともに水平に近づいてくる。お尻が高く、大きい馬はスピードに秀でいて強くなる。特にダート馬に多く見かけられる。」
久保 「ダート馬はトモが大きいイメージがあります。トモが大きいせいでお尻が大きく、頂点が高くなるということですか?」
赤木 「そういうこっちゃな。」
久保 「他にお尻からわかることは?」
赤木 「短距離馬と長距離馬の違いがわかるかな。短距離馬のトモ(お尻)は全体的に幅があり、大きい。長距離馬のトモ(お尻)は短距離馬に全体的には小さいが奥行きがある。ま、こんなもんやわ。」
久保 「はい。これでお尻は完璧です。」
赤木 「次回は飛節周辺の説明しますわ。」
投稿者 jrdb_admin : 2005年03月31日 13:45




