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2005年03月31日

第26回 SP指数−斤量補正について

久保 「今日は僕が説明します。ちゃんと聞いててくださいよ。」
赤木 「もちろんです。それにしても、こんなに暖かいと眠とうなってくるわ。」
久保 「それでは今日は、斤量補正について。負担重量の影響を考えときましょう。」
赤木 「お手柔らかに。」
久保 「わかりました。負担重量というのは、大きければ大きいほど、馬にかかる負担も大きくなります。なので、全速力で走りにくく、能力を発揮するのが難しくなります。」
赤木 「そりゃそやわな。」

久保 「極端な話をすると、馬はジョッキーを乗せないで走る方が速く走れることになります。」
赤木 「たまに、落馬した空馬が1着ゴールインなんてのがあるくらいやからな。」
久保 「そうでしょう、よっぽどジョッキーなしの方が馬は楽なんでしょうね。で、ハンデ戦で荒れる理由はここにあります。別定戦では明らかに能力の足りない馬が、ハンデ戦で穴をあけることがよくありますよね。」
赤木 「そうそう、ハンデ戦といえば荒れるイメージがありますわ。」
久保 「それでは、次のようにして、斤量補正を行なうことにしましょう。」

<斤量補正の計算式>
・馬齢重量より1kg増えるごとに2P加点、1kg減るごとに1P減点する。
・馬齢重量は性別、馬齢によって異なり以下に示す。

  雄馬およびせん馬
   2歳9月まで     54kg
   2歳10月〜12月まで  55kg
   3歳9月まで     56kg
   3歳10月〜      57kg

  雌馬
   3歳9月まで     54kg
   3歳10月〜      55kg


久保 「ただし、斤量による影響は距離によって同じではありません。」
赤木 「ということはどういうことや??」
久保 「例えば、60kgの斤量を背負って3,000mを走ればこの“60kg”が長いこと走っている間にボディーブローのように効いてきて、馬の体力を消耗していきます。」

赤木 「長い距離を重いもん背負って走ると大変やもんなぁ。」
久保 「そうでしょう。逆に、60kgを背負っていても1200mのスプリント戦であればそのまま押し切ることも可能になります。」
赤木 「確かにそうですわ。」
久保 「つまり、斤量による影響は、距離が伸びるにつれて大きくなっていきます。このことを考慮した計算式は次のようになります。」

⇒斤量が馬齢重量より重い場合
 (斤量−馬齢重量)×2÷距離指数

⇒斤量が馬齢重量より軽い場合
 (斤量−馬齢重量)×1÷距離指数

赤木 「考え方はほぼ賛成なんやけど、【馬齢重量より1kg増えるごとに2P加点する】ちゅうのんはちょっと乱暴と違いますか。というのも、57kg→58kgに1kg増えるのと58kg→59kgに1kg増えるでは1kgの負担比率は違ってくるし、
増して59kg→60kgなら1kgの重みは尚更違ってくるで。」

久保 「ごもっともです。その点を考慮して、馬齢重量を基準にとって、斤量が馬齢重量より重い場合は2P。斤量が馬齢重量より軽い場合は1Pにしたんですけど。」
赤木 「先生、出来ればその辺をもっと正確にお願いします。得意のデータ分析を使って。」
久保 「はい。それじゃあ、もっときっちりデータ集めしてどんな風に1kgが効くのか分析していきましょう。」
赤木 「あっ、それと負担重量ちゅうのは馬格(馬体重)でもそれぞれ違うからなぁ。」
久保 「そうですね。小さい馬ほど斤量が堪えてくるのは間違いないですね。」
赤木 「それぞれの比率を馬体重から割り出してみたら面白いで。ヒントとして、負担重量が馬体重の12%超えれば脚に影響されると言われておるわ。」
久保 「へぇー、初めて聞きました。これはすごい参考にさせてもらいます。」

赤木 「ほな、頑張って下さい。わしは先に帰ります。笑」
久保 「それじゃ、馬齢重量よりも馬体重を使って斤量補正していく方針に変更します。あぁ、やり直さないと。」

投稿者 jrdb_admin : 2005年03月31日 13:58