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2005年04月06日

★馬券日記★ 4/6

 ヤンキースの試合を開幕2試合見ましたが、いや〜、松井ってほんと凄い選手なんだと実感します。一昨年は変化球に泳いでついていけなかったんですが、今年は変化球に余裕を持ってついていけてますし、多少泳いでもクレメンスからホームラン打ってました。某紙に載ってたコメントだと、今年は球の軌道が予測可能になって、かつ球を見れる時間が長くなったんだということでした。つまり、各ピッチャーの癖を覚えていて、技術的にも向上を測り、3年目にしてアジャストしてきた、ということですね。実際、松井の球を捕らえる技術というのは、ヤンキースの他の選手に比べても、一段上の感じがします。一流の才能と2年間の積み立てが成せる技なんだと思います。

 逆に才能に乏しい私ですが、昨年は悪戦苦闘した春の福島開催も、今年は思った以上にイメージ通りの競馬に接することができました。昨年のVTRを引っ張り出して、どんな競馬が行われていたか?をちゃんとフィードバックしていたから、なんですね。それを支えてくれたのが「DVD」です。ビデオだと先送り、巻き戻し、入れ替えの連続で物凄く面倒くさいんですが、DVDやHDなら見たいレースやシーンを一発頭出しができるのが特徴で、作業効率が圧倒的に良くなっています。HDを導入して2年、1年以上に渡ってレースVTRを溜めてきたことが、今になって物凄く役に立っています。パソコン、携帯電話に始まって、世の中どんどん便利になっているのを実感できますね。と同時に、そういう便利さを利用して、どんどん競馬を積み立てていけば、想像以上の進歩が得られるということです。しかしハードである機械が進歩しても、ソフトである人間が進歩しなければ、価値は発生しません。いつまでも、5年前10年前の予想と同じことをしていたんじゃ、どうにもならないんですね。予想にも進歩が必要なんですが、競馬の予想を見ていると、進歩を感じられる人間は実に限られているのでは?と感じるのが今日この頃です。競馬業界というのは他のスポーツや業界が激しい競争にさらされているのと比べると実に「甘い」世界だと思います。

 例えば、ひめさゆり賞のエアサバス。単勝190円に支持されたのは、血統や厩舎、東スポ杯の内容、からなんだとは思います。が、そんな期待馬が福島の500万下に回ってくること自体が、おかしなことだと普通は考えるはずなんです。どうしても目の前の2勝目をダービーの前に欲しい、という使い方で、裏を返すと、中央のトライアルで真っ当に戦えるだけの自信をこの馬に対して持っていないということの「現れ」でもあります。実際、同馬は2歳時に見たときのまま成長していませんでした。この時期の3歳馬はどんどん成長し、力をつけていくもので、成長していない馬は追い越されていきます。そして2勝目が欲しかったエアサバスは負けてしまいました。この馬に将来は感じるのだけれど、じっくり育てて欲しかったというのが本音です。そしてブランドや過去実績に囚われてしまう予想やファンというのは、あまりに単純だと思うんですけどね。

 阪神でもコーラルSでエコルプレイス1番人気というのがありました。近走は逃げることを放棄して、好位で溜めることを覚えた同馬ですが、それは常に被されない外枠の競馬です。好位の内で溜めて、抜け出す競馬なんてしたことがない。元々が逃げ馬ということは、揉まれ弱いということで、それだけで今回の最内枠の「意味」を感じなきゃいけない訳です。そもそも、エコルプレイス自体がどんな状況でも安定して力を発揮するような馬ではないことは、確かなんですから。ここでも近走、安定して好走している、という単純な測り方が横行したようです。

 私自身もレース直前で気づいたミスがありました。日曜日の最終レースでマチカネマスラオが今の福島に適性が無く、コケることはコラムでも予想しましたが、レース直前まで気づいてないのは「シュペリユールは速い時計の決着に弱い」ということです。こういうことは前日で気づかなきゃならないはずで、過去歴調べりゃ出てきます。当日のパドック云々以前のミスですね。競走馬というのは実にできることしかしない生き物だと思います。

 松井の話に戻りますが、彼よりフィジカルで優れた人間なんて、大リーグでは大勢いるはずです。彼がその中でもトップに立てるのは、おそらく観察力、分析力が優れいていて、どうして三振や凡打をしたのか?どうやったら打てるのか?を考え、スイングを修正し、工夫し、感覚を磨き、アジャストしようという努力を続けてきたからだと思います。イチローだって多分、同じでしょう。

 競馬の予想でも馬券でも進歩しようと思ったら、同じことです。外れた時にどうして外れたのかを考える。そのためにレースVTRを見て、その馬が走らなかった、あるいは走った理由をちゃんと確かめておくこと。必然的にその馬がどういう個性や性能を持っているかを把握しておくことです。把握しておけば、次走以降の買い時、消し時は随分楽になります。今後同じような失敗も潰していくことができます。

 同様に、今の馬場がどういう状況で、どういう種類の馬に適性が高いのかを考え、意味づけておくことも大事でしょう。福島中央テレビ杯がバクシンオー産駒の500kg馬ワンツーであったということです。先行スピードがあって大柄で大トビであれば流れ込めますよ、ということです。コースが替わらない今週までは、この傾向でいくはずです。あとはそれに乗らない馬たちを、どう出し入れするかに掛かっています。

 競馬の予想というのは実に単純でありながら、実は細かいケアが必要です。基本をいくら語ったところで、実際の競馬で結果を残さなきゃ意味がありません。幼稚で底の浅い予想では当たらない儲からないばかりか、誰も振り向いてもくれません。プロと自称するのなら「それに相応しい努力と工夫をし、魅せる予想で結果を出すこと」です。高い目標ですが、目指さなきゃならない地点だと思います。

投稿者 suzuki : 2005年04月06日 14:43